白いおりものの胃腸の関係とクラミジア検査

婦人科を受診する女性の多くは月経不順や不正出血ですが、これと並んで意外に多いのが「おりもの」悩みです。大半の「おりもの」は、半透明から白い色で卵白のように少し粘り気がありますが、これは正常な「おりもの」で殆どは異常ではありません。このように病気が原因でない白い「おりもの」は、排卵日が関係していて、排卵日が近づくにつれて「おりもの」の色が白く変化するのです。

これに対して白く水っぽい「サラサラ」とした「おりもの」が出る場合は胃腸が弱っているケースがあり、治療方法としては生活習慣を見直して胃腸の状態を整えることで改善します。また、黄色い膿のような「おりもの」や不正出血が続く、下腹部の痛みを伴う、性交時に痛みがあるといった場合は、子宮頚管炎によるクラミジアという性病の感染が疑われます。放置しておくと、骨盤腹膜炎や卵管炎などにも繋がることがあります。

クラミジア感染症という性病はクラミジアトラコマティスという病原体により感染しますから、セックスやアナルセックス、オーラルセックスなどあらゆる性行為によって感染してしまいます。ちなみに、オーラルセックスでは咽頭へも感染しますし、クラミジアに感染していると、HIVへの感染が3~5倍に高まります。

クラミジア検査は膣内に綿棒状のものを数センチほど入れ、内側の粘膜部分を軽くこすって膣分泌物を採取する方法や、近年ではSTDチェッカーと呼ばれる検査キットで尿や「おりもの」を自身で採取して、検査会社に郵送して検査してもらう方法もあります。検査結果はネットで確認することになりますが、匿名検査のため検査申込書に自身の名前や住所を記入する必要ありませんから、プライバシー重視の匿名検査システムと言えるでしょう。

なお、検査結果が陽性であった場合は、医療機関でのスムーズな治療が受けられますし、希望者には検査会社が医療機関の紹介もしてくれます。